府中市にある東郷寺は「東郷平八郎」の別荘地跡に建立され、桜は身延山から分けてもらったものだという。

枝垂れ桜５本全部の桜が咲いたら見事だろうと・・・心待ちにして９日後。早朝バス・電車を乗り継いで京王線の多磨霊園駅で下車。多摩川に向かってなだらかな坂を下って直ぐに東郷寺がある。

府中崖線の段丘を利用した高低差が東郷寺の山門の佇まいとその下を埋め尽くす枝垂桜が素敵なバランスになっているように見える。黒澤明監督の「羅生門」のモデルといわれるその山門に立って桜を見るも良し、ゆっくりと風に揺れる枝垂桜を透して山門を見上げるも良い・・・。

一人朝のやわらかい陽射しの中でゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。
今年の桜めぐりはこれからが本番です。