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ゴンドラに揺られながら運河を渡る光景は、何度も映画で 見た水の都ベネチア。 大勢の観光客で埋め尽くされてたサンマルコ広場、大聖堂や 宮殿、鐘楼が威厳をもって人々を見下ろしている。 一歩入ると迷路のような路地が続く。 幾筋もの狭い運河を渡りながら行くと大運河にかかる リアルト橋に着く。 古い街並みの間を流れる運河をゴンドラに乗って行くと、 建物の窓から今にも 「ボンジョールノ！」 と 声がかかりそうな気がしてくる。 翌朝ホテルから停泊中のゴンドラを横目に５分程歩いて サンマルコ広場へ。 ベネチアの街は昨日の喧騒が嘘のような静けさの中。 運河に映りこんだ建物を写そうと、カメラを覗きながら 後ずさりして行くと、 「踏み外して、キャサリー・へップバーンになるなよ・・・。」と主人。 映画「旅情」を捩った冗談をいいながら立ち去りがたい思いで、 この旅の最後を締めくくりました。 |
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